藤井歯科医院は、地下鉄名港線・日比野駅のすぐそばです。

〒456-0073 名古屋市熱田区千代田町17-8 食品ビル2F
問題のある歯だけではなく、レントゲン写真、歯周ポケットの診査、患者さんの歯型、口腔内写真などを参考にしながら、現在のお口全体の状態をご説明いたします。
また、これからの治療方針も時間をかけてご説明し、治療計画を立てます。
一般歯科
むし歯、歯周病、入れ歯など一般的な治療です。しかし、このような基本的治療をおろそかにする歯科医は自費診療をする資格もないと考えています。

1.むし歯

CO(シーオー、要観察歯):平成7年度から学校歯科保健で用いられ、歯面の透明感が無くなり、白濁等が見られるのを言います。しっかりした歯みがきとフッ素塗布をすると、元に戻ります(再石灰化)。正しく歯みがきできないとむし歯になってしまいますので、定期的な観察が必要です。

C1:歯を削らなくて、歯の溝の部分にプラスチックを接着する方法が多く用いられます。

C2:歯を削り、硬いプラスチックを詰めたり、型をとって金属をセメントで接着します。

C3:むし歯が神経まで進行し、熱いものがしみたり、冷たい物がしみる事が多く、何もしていないのに、ズキズキ痛んだりします。通常、神経をとる治療をします。また、神経をとった後に感染して、根の先に病巣(根尖病巣)を作るときがあります。この場合感染根管治療を行います。歯科医にとってかなり面倒な作業ですが、再発を防ぐためにも、しっかりとした治療が求められます。

治療前
根の先に病巣(黒い部分。
骨が溶けている)が見
られる(平成19年5月)
治療後
感染根管治療が終わっ
たレントゲン写真。
(しっかりとした根管充
填がされた。骨はまだ
元に戻っていない。)
1年半後
術後1年半後のレントゲン
写真。根の先のの黒い部
分が白くなっている。
(骨が元に戻り、周りと
同じようになっている。
平成21年2月 )

C4:歯が崩壊し根のみの状態です。抜歯になります。

2.歯周病

最近、児童・生徒の1/3が歯肉炎(歯肉炎要観察者も含む)になっています。

お子様が正しい歯みがきの方法を覚える事が必要で、何度も何度もブラッシング指導します。お母さんの「仕上げ磨き」も必要です。

歯肉炎は歯の周りの骨(歯槽骨)に異常がなく、炎症が歯肉に限局している病気ですが、いわゆる歯槽膿漏は炎症が歯槽骨まで達して、歯槽骨が溶ける病気です。現在、成人の80%が歯槽膿漏に罹患をしているといわれています。

40歳以上の成人の抜歯の割合は60%以上が歯槽膿漏です。
歯槽膿漏はレントゲン、歯周ポケットの深さ、動揺度、歯肉からの出血等で診査します。

P1:ほどんど自覚症状はなく、スケーリング(歯石除去)を行います。

P2:ポケットの深さは、3~4mm程度、レントゲン診査で歯槽骨の吸収が明らかに認められる。スケーリングの後、歯肉に麻酔をしてSRPかPcur(歯肉の掻爬)をする必要があります。

P3:ポケットの深さが、5~6mm、歯の動揺が感じられ、歯みがき時に出血がみられる。スケーリング、SRP後、FOp(歯肉剥離掻爬術)等の手術が必要で歯の固定や咬合調整が必要です。

P4:歯がぐらぐらになり咬むのにも不自由します。抜歯です。

3.冠、ブリッジ(Br)、入れ歯、インプラント(自由診療)

神経をとった後は、歯がもろくなるので、通常は冠をかぶせます。

歯を削る角度は5度位です。傾斜が多くなればなるほど、維持が悪くなり、長持ちしません。富士山のような削り方ではダメです。

Brは歯を抜いた後、両側の歯を削る固定式のもので自分の歯と同じように咬めます。また、違和感が少ないことが長所です。

ただし、土台となる歯(支台歯)を削ることが最大の欠点です。

義歯イメージ

1本義歯は、歯をほとんど削らずに作る小さな入れ歯です。歯をほとんど削らない事(レストという部分を少し削ります)はいい事ですが、食事の間に動いたり、食物が停溜するなど違和感が大きい事が欠点です。

インプラント(自由診療)による方法は、骨を削って土台を作る固定式なので、横の歯を削らす、自分の歯のように咬むことができ違和感のない方法ですが、一番の欠点は保険がきかなくて高額の費用がかかることです。(詳細はインプラントの頁を参照してください。)

歯が数本無い部分入れ歯も一度大体の型を取り、患者さんのお口に合わせた、個人トレーという物を作り、それで最終の型をとって入れ歯を作ります。
総入れ歯はバネをかける歯がありませんので、真空状態にしないと入れ歯が浮き上がります。
そのためには、一度型を取り、咬み合わせを確認、ワックスで入れ歯の元を作り時間をかけて、咬座印象(保険診療でできます)という特殊な型を取る方法(頬の筋肉が動くラインを表現する方法)でやっていますので、通常の型をとる方法に比べて、吸い付きが格段いいのが特徴です。
また、上下一度に型をとると咬み合わせが狂うので、上顎を完成してから、下の入れ歯を完成するようにしています。
総入れ歯は、大きすぎても小さすぎても外れます。一番いい位置にマージン(歯肉頬移行部)を設定することが重要です。

4.小児歯科 ※フッ素塗布(自由診療)

麻酔器
むし歯の治療だけではなく、それぞれのお子さんに合った歯磨き指導や、フッ素塗布(イオン導入法)などの予防処置を行うことで、乳歯から永久歯への正常な交換をめざします。

フッ素塗布は、一般的な脱脂綿などによる塗布にくらべ、フッ素が歯にしみこみ易いイオン導入法を取り入れています。